こんにちは、あおです。
今日は私のうつ病の発症から休職するまでについて書いてみようと思います。

うつ病の発症

私はもともと会社員として働いていました。
多忙な毎日でしたが、なんとか日々の業務をこなしていました。

しかし、ある日突然、朝起きることができなくなりました。
会社に行こうとすると、体が動かなくなるのです。

数日会社を休んでも、症状は改善しませんでした。
連日の私の休みの連絡を受けていた上司から、病院へ行くように促されました。

私は近所の心療内科を受診することにしました。

うつ病の診断

電話で予約をし、近所の心療内科を受診しました。
心理テストのようなものを受けた後、医師の診察がありました。

私は医師に伝えたいことをノートにメモして行っていました。
「会社に行けなくなったこと」「朝起き上がれないこと」「自分がいなくなった方がいいと思ってしまうこと」などをたどたどしく医師に伝えました。

私の話を聞いた医師は、「あなたはうつ病です」と言いました。

その言葉に、正直言って戸惑いました。
「うつ病」という病気の存在は知っていましたが、自分がかかるとは思ってもみませんでした。
自分が頑張れば克服できるだろうと、無理に気持ちを奮い立たせていたのです。

私は先生の言葉にすぐに納得することができず、「『うつ状態』ではなく、『うつ病』なんですか?」と聞いてしまいました。

身体症状

医師は穏やかな口調で説明してくれました。

「最近肩こりや頭痛はひどくありませんか?」

「はい、あります」

「鎮痛剤を飲んでも効果がありませんか?」

「…はい、効かないです」

私は不思議に思いながらも、医師の質問に答えました。
私はうつ病は気分の低下や落ち込みだけのものだと考えていました。

医師は続けました。

あなたが感じている肩こりや頭痛などの症状も、実はうつ病の一環です。
うつ病は単に気分の低下だけでなく、身体にもさまざまな影響を及ぼします。
あなたの痛みや不調も、うつ病による身体症状として考えられます」

医師の説明を聞いて、私は自分がうつ病であること、つまり病気であることをようやく認めることができました。
そしてを処方してもらい、休職するための診断書も書いて頂きました。

休職へ

後日、会社に面談に行きました。
その日は直接の上司ではなく、人事の担当者との面談でした。
ほとんど初めて話す相手で緊張しましたが、うつ病と診断されたこと、仕事に戻るのが難しい体調であること、薬を処方されたことなどを報告しました。
面談の中で、私は休職の必要性を伝えるための診断書を提出しました。
人事の担当者からは、仕事のことは考えず、まずは自分の体調を最優先に休むようにと言われました。
こうして、私は休職することになりました。

おわりに

うつ病と診断されたことは、正直なところショックでした。
「自分の頑張りが足りない」「気持ちで乗り越えられる」という思い込みがあったからです。
しかし、「あなたは病気です。今必要なのは仕事から離れて休むことです」と言ってもらえて少し安心もしました。
私は、自分に合わない環境で頑張り過ぎていたのかもしれません。
もし、私と同じように動けなくなって自分を責めている方がいらっしゃるなら、ぜひ休むことを考えてみてください。
自分の健康を優先することが、最終的には自分自身と周囲の人々のためになると、今の私は感じています。

参考

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 | こころの情報サイト | こころの病気を知る – うつ病